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Dog photography and Essay

Dog photography and Essay

人の心を引く庭園


1キロ四方ある庭園


バンコクから1時間半ほど、
車で走った所に東芭文化村がある。

その文化村の入口を入った所に、
古典舞踊などの踊りを披露する
会場があり、その奥100m付近に、
象のショーを行うグラウンドがあった。

私たちは、その象のショーも終わり、
庭園散策に向かった。

ここを訪れるのは3回目という中国の人は、
この庭園が素晴らしく綺麗だからと、
私に言うが、30分の散策時間で、
一体何処をどう見れば良いのかと思った。


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現地ガイドや上海からの添乗員も、
「分かってますか?30分ですよ!」
私も「分かってます」と言ったものの、

1キロ四方ある庭園をどうやって30分の
時間で画像に収めればよいのかとも思ったが、
取りあえずは、中国人のグループから離れた。

そ~っと離れたつもりだったが、
上海から来た添乗員に見つかってしまった。
「どちらへ行くのですか?」
「あっちの方へ行って来ま~す!」

途中、アメリカ人の団体に会い、
どの辺りが綺麗かを聞いてみた。
どこも綺麗だと言うが、特に綺麗な所を、
聞いてみると、大勢の人達が、
体をそちらの方へ向け指をさした。

取りあえずは、彼等の言う通りの方向へ、
先を急いだ。この時5分を費やしていた。


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花畑というより庭園


バンコクから1時間半ほど、車で走った所に東芭文化村がある。

その東芭文化村での、タイ古典舞踊は煌びやかで、
象のショーで一生懸命の象に、感動する観客に、私は感動した。

私たちは、庭園散策に向かった。この庭園が素晴らしく、
綺麗だったが、30分の散策時間後に、集合地点へ。

一体何処をどう見れば良いのかと思った。私は最終道に迷ってしまい、
結局集合場所についたのが時間後で、そこには誰も居なかった。

画像は、まだまだ時間に余裕のある時に、撮った画像である。


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綺麗に手入れがされている庭園だった。花畑というより庭園だった。

緑と緑の新芽が織り成す色の調和の中で、このように綺麗に手入れを、
するには、相当の人出を掛け、年月を掛けているのではと思った。

日本の庭園を思わせるような情緒豊かな、光景にどっぷりと、
浸りたかったが、前を急いだ。

そして、道が二つに分かれ、右か左か迷ったが、アメリカ人の、
指差した方向へ、自然と足が向いた。

道に迷ってより、息を呑むような、光景に出くわしたが、
それはもう少し後の、更新になりそうです。


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道路の先に人影は無く


バンコクから1時間半ほど、車で走った所に東芭文化村がある。

その東芭文化村のタイ古典舞踊や、象のショーを見た後、
庭園散策に、向かった。

この庭園の素晴らしさは、画像を見ての通りです。
アイスクリームのような格好に、綺麗に手入れがされていた。

1キロ平方メートル以上ある、敷地内を、歩いて回ったが、
林のように木が生い茂っている所を、ただ時間だけを気にしながら、
歩くだけだった。後を振り向いても、誰も来る気配はなかった。


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そして、道路を左へ折れると、道路の先に人影は無く、私一人だった。

あまりにも美しい風景にシャッターを切った。
辺りは静かで、人の声がしなかった。私は、小走りに長い道を走った。
前方に陸橋が見え、その左側にの階段を、登って陸橋の上を歩いた。

この頃には既に20分を過ぎようとしていたが、ここまで来れば、
時間は気にしても、仕方がないと思うようになっていった。


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夢の世界のような風景


バンコクから1時間半ほど、
車で走った所に東芭文化村がある。

その東芭文化村のタイ古典舞踊や、
象のショーを見た後に庭園散策へ。

しかし、私は目の前に広がった景色に、
現地ガイドや上海からの添乗員から、

現地ガイドから
「分かってますか?30分ですよ!」

上海からの添乗員から
「30分後の集合場所はここですよ!」

そして、私も「分かってますよ!」と、
言った言葉さえ忘れてしまい我を忘れて、
夢の世界のような風景に暫し足が止まった。


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私の今までの人生で、
このような風景は見たことがなかった。

一体、何年掛かってここまでにしたのか?
一体何人の人々がこの庭園造りに携わったのか?

色んな思いが脳裏をよぎった。
そして、ここに立っているのは、
後にも先にも現時点で私一人だった。

これほどまでに整然と庭園が造られ、
これほどまでに色使いがマッチして、
これほどまでに人の心を引く庭園があるのか?

足の力が抜けたような感覚で、
時計を見ると既に、40分になり、
約束の時間を10分間過ぎてしまっていた。


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ストーンヘンジのような石


バンコクから1時間半ほど、
車で走った所に東芭文化村がある。

その東芭文化村のタイ古典舞踊や、
象のショーを見た後、
庭園散策に、向かった。

陸橋を渡り車道の上に延びた一本の道、
私はその道を前に向け急いだ。

ふと人が追いかけて来る音に振り返ったが、
誰も居なく気味が悪いくらいだった。

また走ると自分のスニーカーの音が、
反響していると分かった。

そして、再度振り返り撮った一枚の画像。


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とにかく前へ前へと先を急いだ。
道の両脇の木々も綺麗に手入れされていた。

更に進むと前方に遺跡を、
模った公園が見えてきた。

ズームで引っ張り撮影した。

イギリスの
ソールズベリ平野のストーンヘンジを、
模ったストーンであった。

ストーンヘンジは、世界遺産に挙げられ、
ミステリースポットとしても、
知られている謎の巨石群である。

左側に保安が立っているという事は、
車で入ってくる人をチェックしているのか?
などと思ったりしながら眺めていた。


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イギリスの文化遺産をどうして、
東芭文化村の庭園に造ったのか?

その奥には古代の塔のような感じの、
建物が模って建てられていた。

その手前のトランプのダイヤのような、
形にくりぬかれた木々。

これを植えようと考えたのも素晴らしいが、
その手入れに、気の遠くなるような年数を、
費やしただろうと思うと、この場から、
暫く一人で立ち止まって見ていた。


DSCF8934.jpg



構図を考え撮り終えた


バンコクから1時間半ほど、
車で走った所に東芭文化村がある。

その東芭文化村のタイ古典舞踊や、
象のショーを見た後に庭園散策へ。

衝撃的な庭園の光景を目の当たりにして、
ふと時計を見ると約束の30分を過ぎており、
来た道を戻っていった。

戻る途中、逆光に輝いた木々たちを、
画像に収めた。

しかし、光が強すぎる為、
画像の木々が光で飛んでしまい、
何とか光を遮るものを探した。


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早く集合地点に帰らなければ、
その思いと、2度とここへは、
来れないかもしれない思いとが交錯した。

何とか構図を考え撮り終えた。
そして、
私は誰も居ない道を、小走りに急いだ。

走りながらも、この道で有っているのだろうか?
もし帰り道を間違えると時間を費やしてしまう。

来た道を帰るのが一番安全だったが、
時間のロスの事も考えて、
庭園内を対角線上に道を探しながら、
先へ先へと急いだ。


DSCF8929.jpg



「集合場所に来てみたが」


バンコクから1時間半ほど、
車で走った所に東芭文化村がある。

その東芭文化村のタイ古典舞踊や、
象のショーを見た後に庭園散策へ。

衝撃的な庭園の画像を取り込んだ後、
どうやって来たのか、その道を戻った。

来た道を帰るのが一番安全だったが、
時間のロスの事も考えて、
庭園内を対角線上に道を探しながら、
先へ先へと急いだ。

しかし、その道は木々の間を縫うように、
曲がりくねっていた。

何とか人影が見えてきてホッとした。
そして、この近くに噴水があって、
その近くに彫刻の像がある所と聞いた。

あと50mも行かないところに、
その広場が有るとの事を聞きやっと、
集合地点に来たとの安堵感に変わった。

しかし、その場所に来たものの、
上海からの中国人ツアーの人たちは、
一人も居なかった。

時計を見ると、30分で集まらなければ、
ならないところを、既に1時間10分が、
経過していた。


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途方に暮れて、私は何とか皆を探さなければと、
東芭文化村の入口の方へ向けて先を急いだ。

後の方から「日本先生ri4ben3xian1sheng」と、
呼ぶ声がしたので振り向いた。

「日本先生」とは「日本の人」との意味。
私は、あなた達も遅れて来たのですか?と、
聞いて、やぶ蛇だった。

あなたを、二つのグループに分かれて、
探していたのですよ。

何処に行っていたのですか?との問いにも、
そこら辺に行って道に迷ってしまったと、
言ったものの、大変な事になっているとも、
思ったりもした。

最終、私を探しに出たもう一つのグループは、
我々より帰りが遅くなってしまい、
結局、予定より1時間遅れでバスは出発した。

皆からは、
「この人を一人にしてはダメですよ」と、
言っていたが、
私は疲れで、それを遠くに聞き、寝てしまった。


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